第73 回日本呼吸器学会・日本結核病学会
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
九州支部 秋季学術講演会の開催にあたって
会長 井上 博雅
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 呼吸器内科学 教授
第73回日本呼吸器学会・日本結核病学会 九州支部秋季学術講演会を、2014年10月10日(金) 11日(土)の2日間、鹿児島中央駅前の鹿児島県医師会館および隣接する鹿児島市勤労者交流センターで開催致します。170題を越える一般演題をご応募いただき、誠にありがとうございます。
今回の秋季学術講演会では、九州支部でも国際化をめざし、招請講演として海外から2名の研究リーダーをお招きしました。California大学San Francisco校 George Caughey教授には、肥満細胞プロテアーゼと呼吸器疾患について、Vanderbilt-Ingramがんセンター Pierre Massion教授には、小細胞肺癌の個別化医療についてご講演いただき、同時通訳も準備しています。気さくなお二人ですので、海外留学や共同研究を始める機会としてもご活用下さい。特別講演は、慶應義塾大学 別役智子教授にお願いしました。近年精力的に研究をすすめられておられる肺癌と細胞増殖因子についてお話しいただく予定です。
九州で活躍されている方々を演者として、喘息・COPD診療や間質性肺疾患診療のトピックス、抗凝固・抗血小板療法と呼吸器診療に関する話題、肺炎診療ガイドラインの改訂に関するシンポジウムや教育セミナーも行います。最先端の呼吸器病学研究や日々の診療での疑問点などを活発に討論していただき、九州の呼吸器診療や研究を発展させる契機になればと願っています。
研修医や学生を対象とした特別プログラム(モーニングセミナー)も用意し、さらに、最近話題となっているデング熱とエボラ出血熱に関する緊急セミナーを特別企画、また、男女共同参画セッションを設けて、会期中の託児施設利用を支援いたします。
鹿児島市内に点在する銭湯を地元の人は温泉と呼びます。その通り、上質な温泉が湧き出る充実した温泉が気軽に楽しめます。また、海の幸や黒豚、さつま揚げ、焼酎、鹿児島茶、個性あふれる鹿児島ラーメンなども是非堪能し、多施設の方々との交流も深めていただければと存じます。
(http://www.kagoshima-yokanavi.jp/index.html)
鴻雁来る薩摩の地で、学会員の皆様、多数のご参加をお待ちしております。
平成26年10月