第73回日本呼吸器学会・日本結核病学会・日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会九州支部秋季学術講演会を、2014年10月10日(金)11日(土)の2日間、鹿児島市の鹿児島県医師会館と鹿児島市勤労者交流センターにおいて開催致します。鹿児島での九州支部学術講演会の開催は、1998年春季学術講演会(会長:鹿児島大学第三内科 納 光弘 教授)以来であり、開講間もない鹿児島大学呼吸器内科がこの伝統のある学術講演会をお世話させて頂くことは、教室員および同門一同、大変光栄に存じております。
今回の秋季学術講演会では、呼吸器領域における様々なトピックスを盛り込んだプログラムを企画しました。George Caughey教授(California大学San Francisco校)に肥満細胞プロテアーゼと呼吸器疾患、Pierre Massion教授(Vanderbilt-Ingramがんセンター)に肺癌バイオマーカーについてご講演頂き、特別講演として 別役智子教授(慶應義塾大学)をお迎えする予定です。
さらに、九州で活躍されている方々を演者にお迎えして、呼吸器病学において関心の高いテーマについて、シンポジウム3題、教育セミナー1題を企画いたしました。先端的な呼吸器学について活発に討論していただき、研究を発展させる契機になればと願っています。参加者には効率良く学び知識を整理することができるように、学問の進歩に伴う研究分野の細分化や専門化も考慮して教育的な要素も盛り込まれています。
また、一般演題、学術奨励賞受賞講演も例年と同様に予定しております。貴重な症例や斬新な研究を発表する一般演題は、若手の登竜門であると同時に九州支部学術講演会の原点です。初期研修医、医学部学生、メディカルスタッフを対象とした一般演題の育成賞も設けておりますので、奮ってご応募下さい。
昨年から九州支部秋季学術講演会の開催時期が早まりました。本学会の演題募集も九州支部春季学術講演会終了直後の7月8日(火)からと前倒しになりますが、充実した講演会になりますようご協力をお願い申し上げます。
鹿児島は、桜島、霧島、指宿などの観光地のみならず市内のあちこちに温泉が湧き、少し足をのばせば息をのむような離島の自然にも恵まれています。秋の気配を感じ始める10月、講演会参加を機会に鹿児島の自然を堪能いただき、それらが育む海の幸や山の幸も実り多い交流の一助となるものと信じています。多数のご参加を心よりお待ちしております。
第73回日本呼吸器学会・日本結核病学会
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
九州支部 秋季学術講演会
会長 井上 博雅
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 呼吸器内科学 教授