第88回日本結核病学会総会

会長挨拶

第88回日本結核病学会総会会長 山岸 文雄(国立病院機構千葉東病院 院長)

 この度、第88回日本結核病学会総会の会長を務めさせていただくことになりました。
 第1回総会を大正12年に北里柴三郎博士が東京で開催されて以来、千葉県での開催は今回が初めてであり、県内の各分野の方々からの期待も大きく、大変光栄に思っております。
 結核医療の華やかな頃に御活躍いただいた先生方は、すでに第一線から退かれ、私たち団塊の世代も、そろそろ定年を迎える時期となっております。そこで本総会のメインテーマを「次世代のための結核対策」と定め、今後のわが国における結核対策、結核医療を担っていただく方々に対してメッセージを伝える事が出来れば幸いに思います。
 プログラムとしては、特別講演、招請講演、教育講演とも、現在第一線で御活躍中の先生方に御願いしました。また認定医・指導医制度が平成22年度から始まり、生涯教育セミナーを兼ねたシンポジウムも計画しておりますが、指導医の申請に際しては、論文あるいは学会発表が3題、うち1題は筆頭であることが義務づけられております。今回は御発表いただきやすいかと思い、要望課題として「診断困難であった症例」を設けました。少し前に御経験になった症例も歓迎しますので、啓蒙的な意味も含めて、是非演題の登録をしていただきたいと思います。
 会場は幕張メッセの国際会議場です。関連する学会の開催日、また会場の都合などにより、会期は3月28日(木曜日)、29日(金曜日)と年度末の開催を余儀なくされました。会員の皆様方には大変お忙しい時期であり、誠に恐縮に存じますが、是非多くの会員の御参加を宜しく御願い致します。また例年の学会よりも早い開催となるために、演題申し込みの締め切りもそれに連動して若干早くなります。
 会場のある海浜幕張駅から、東京ディズニーランドの舞浜駅までは、JR京葉線でわずか25分です。夜は22時まで楽しめますので、東京への帰り道でもあり、学会終了後などにお寄りいただければと思います。

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